トトぺ村の場所や小さくなる原因・理由や対策、現在の生活は?

 

 

「どんどん小さくなる村」

 

貴方はどんな村を想像しましたか?

個人的にはオセアニアの沈みゆく島国の

「ツバル」を思い出しました。

 

今回取り上げるのはそのツバルではなく、

西アフリカのガーナ共和国にある、

「トトペ村」という小さな漁師村です。

 

年々小さくなっているというトトペ村。

原因は何なのか、対策はどうしているのか、

どんな生活をしているのか、などなど

見ていきたいと思います。

トトぺ村(Totope)の場所はどこ?

トトぺ村は西アフリカのガーナ共和国の

ギニア湾に面した場所にあります。

首都・アクラから車で3時間以上かかる

この村は今も小さくなっています。

トトペ村は現在は海岸線と湖のような

ラグーンに挟まれて家々が建っています。

ラグーンとは、砂やサンゴ礁により外海から

隔てられた水深の浅い水域のことです。

トトペ村が小さくなる原因・理由は海岸の侵食?

トトペ村が小さくなっていく理由は

海岸の急激な侵食によるものです。

温暖化による海岸の侵食

海岸の侵食の理由はまずは温暖化です。

1901-2010年の間に約19cm海面が

上昇したと言われています。

原因は海水の温暖化による膨張でしょう。

 

ですが、これだけの海面上昇でトトペ村が

どんどん小さくなるわけではありません。

ダム開発による砂の堆積の減少

トトペ村はボルタ川という川が運ぶ

砂や泥がたまって土地が出来ています。

ですが、1965年にボルタ川の上流に

アコソボダムというダムが出来ました。

 

このダムにより下流の河口部にある

トトペ村の方に泥や砂が流れていかず

土地の堆積が止まってしまいました。

都市開発による砂の採取

上の砂の堆積が止まったことに加え

ガーナの都市開発のために海岸の砂が

大量に採取されるようになりました。

 

このため周辺の海底の形が変わり、

その影響で波が高くなるなどして、

村を侵食していったと考えられます。

 

つまり、川の上流からの砂・泥の

プラスが無くなり、海岸の砂の採取や

侵食によるマイナスが増えた結果、

トぺぺ村は小さくなっているのです。

現在のトトペ村の村民の生活や家は?

元々村の人が住んでいた建物は

今は砂で埋もれてしまっています。

迫ってきた飲み込まれてしまいました。

 

トトペ村の人達は現在ラグーンの中で

住んでおり、水浸しの地面を歩き、

天井から所持品を吊るなどしています。

 

生活に不可欠な「水」については

かつては穴を掘ればすぐに出た真水も

今は塩水になってしまっています。

政府によって水道が設置されましたが

1ヶ月以上水道が出ないこともざらだとか。

トトペ村の主な産業は塩作りで、

雨季以外はラグーンで天然塩が採れるため

この塩を売っており、この売り上げが、

村の収入の6割になっています。

また、村では漁業も行っており、

男性がカタクチイワシの漁を行い、

土の上で女性たちが魚を干していき

出来た干し魚を市場に売りに行きます。

 

村では畑もなく、作物が育たないので

稼いだお金で野菜や米・芋などの

農作物を購入して生活しています。

トトペ村の消滅を防ぐ対策は?

海中に埋まっていっているトトペ村。

海岸に流れ着いたゴミを集めるのが

村人の現在の日課となっています。

 

世界的にはプラスチックゴミが

問題となっていますが、トトペ村では

プラスチックごみを埋め立てて、

土地をしっかり固めることで、

村の消滅を止めようとしています。

 

ただし、ゴミの埋め立ては違法行為で

警察からは警告されています、

自然保護団体からも非難を受けていますが

目の前にある生活を守っていくために

やらなければいけないのでしょうね。

 

政府が沿岸保護プロジェクトに

資金を投入していますが、村の人々は

効果には懐疑的で、効果が出るにしても

その前に村が無くなると考えています。

トトペ村が「所さんの世界のビックリ村!~こんなトコロになぜ?~」で特集

トトペ村が9月27日の

所さんの世界のビックリ村!~こんなトコロになぜ?~

で特集されます。

 

どんどん小さくなる危機に追い込まれた

トトペ村の現状や、住民がなぜそこに

住んでいるのかを取り上げます。

 

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