こんにちは、ぽこぱぱです。
動物保護と歴史的文化って難しいですね。
日本でもイルカや鯨を獲ったりするのを
外国から批判されていますが、外野から
うるさいなぁ、程度には思っています。
さて、アフリカでも同じように伝統文化と
動物保護の流れは起こっており、むしろ
日本よりも深刻に影響を受けているだろう
人々が沢山います。
11月13日放送の「世界まる見え」では
ナミビアの狩猟民族ジュホアンシ族について
取り上げるようですが一体どんな民族で
現在はどんな生活をしているのでしょうか。
ジュホアンシ族とは?
ジュホアンシ族については記事作成時点で
あまり情報がありません。分かる範囲で
まとめてみますが間違っていたら申し訳
ありません。
南部アフリカのボツワナ・ナミビア・
南アフリカ共和国に居住地域を持つサン族や
クン族など部族の一つです。
これらの部族は南部アフリカのカラハリ砂漠に
住む狩猟採集民族で、3000~2000年前
くらいまで南部アフリカから東アフリカに
かけて広く分布をしていました。
遺伝子研究的には人類の祖先と目されており
「地球最古の人類」といってもいい部族で
あるともいえます。ジュホアンシは
南東ナミビアとボツワナ北西部地区の
分布だと思われます。
言語はジュホアンシ方言を持っており
吸着音あるいはクリック音とよばれる
類型に分類される非常に多様な音を
普通の子音として使用する言語です。
サン人の言語は言葉を構成する音素はが
世界最多の200以上で、世界一難しい言語と
言われています。
ジュホアン族は現在近代化で動物保護のため狩猟禁止に
世界的な国際化やボツワナ政府の福祉向上、
動植物保護などの観点から近代化政策の
影響で、狩猟は禁止され、保護区域外への
定住化が進むなど近代化が行われています。
生活様式敗大きく変わり、狩りをして生活を
するスタイルから農耕・牧畜などの定住化が
進んでおり、かつてのような狩猟採集生活は
ほとんど送ることはされていません。
ただ、貨幣価値経済に馴染むことは難しく、
失業や伝統文化が失われることなどが
社会問題となっている一方で、現金経済の
影響で暴力事件や自殺が増えています。
とはいえ、便利な文明を使うことが
出来ないというわけでは無いようで、
携帯を使っている人もいるようです。
本当の昔ながらの生活は結構放棄され、
いわゆる「ブッシュマン」にあうのは
難しいようですね。
ジュホアンシ生活博物館
ジュホアンシの生活を見られるスポットとして
ジュホアンシの生活博物館というものが
あるようです。博物館と言っても建物の
中で見るものではなく、野外になります。
野外博物館で伝統的な文化や生活について
学ぶことが出来、ジュホアンシ族による
デモンストレーションや説明もあるようで、
英語翻訳ガイドもあります。
訪問すればジュホアンシ族の狩猟採集文化の
側面を見て感じることが出来、矢を打つことも
出来るようです。このような形での
文化の残し方もあるんですね。