こんにちは、ぽこぱぱです。
ラボードカメレオンをご存知ですか?
マダガスカルに生息する
寿命がたった5ヶ月という超短命なカメレオンです。
そんな儚い命のラボードカメレオンの
生体について今回は調べてみました。
ラボードカメレオンとは
ラボードカメレオン(Furcifer labordi)は
カメレオン科フサエカメレオン属の
トカゲで生息分布はマダガスカル南部。
全長オス23-31センチメートル、
メス15-25センチメートル。
オスは1本の角が入り、後頭部の
突起が発達します。
また背面の正中線に沿って36本以上の
刺状鱗が発達し鬣状に並び、オスは緑色で、
白い縦縞と緑褐色や暗緑色の横縞が入ります。
メスの体色は緑色や黄緑色、青紫色。
頸部側面に赤い斑点、背面の正中線に
沿ってオレンジ色の斑紋が入ります。
超短命なラボードカメレオンの一生
ラボードカメレオンは冒頭に書きましたが
5か月しか生きられません。マダガスカルの
雨季の始まる11月にラボードカメレオンは
卵からかえり誕生します。
生まれたてのサイズは体長約2㎝程度。
その後、1日に2.6 mmも成長しながら、
2ヶ月後の1月上旬には繁殖可能な
サイズの8㎝程度に成長し、
3月にはすでにメスが産卵を行います。
そして、乾季に入る4月にはすべての
個体が死滅してしまう。つまり孵化後
11月から3月の5か月の命なのです。
超短命な理由は?
マダガスカルは、雨季と乾季が大きく
別れています。多くの生き物たちは
雨季に繁殖や成長を行い、乾季は夏眠をして
何とかしのいでいます。
ですが、このラボーズカメレオンは
過酷な乾季に生きることを避け、
寿命は短命になっても確実に子孫を
残すことで、「種」として生き残る
戦略をとったと考えられます。
つまり、厳しい時期は「死ぬ」ことで、
環境と戦わずに解決してしまっているのです。
一般的な爬虫類が5~10年の寿命を持つのに比べて
このサイクルはかなり特異な例と言えます。
日本で飼うことはできる?
これまで流通したことは非常に少ないそう
なのですが、さまざまな環境に対する
適応は高く、カメレオンとしては
飼育は難しくないそうです。
ただし、5か月の命なんですよねぇ。
急激な成長は見てて面白そうですが、
早すぎます。案外、日本で適応すると
寿命が延びて普通のカメレオンぽく
なるかもしれません。ちなみにエサは
普通に昆虫とかを食べます。
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まとめ
マダガスカルに住む超短命なカメレオン
「ラボードカメレオン」について
まとめてみましたがいかがでしたか?
恐らく四足動物の中でも最も寿命が短いと
思われるラボードカメレオン。
その短命の理由は環境適応と種の保存
だったわけですね。
このような特異な事例を見ると、
生命とは凄いものだと改めて実感させられますね。