こんにちは、ぽこぱぱです。
家出をしたことはありますか?
私は多分無いです。子供の頃にそこまで
家に居たくない理由もありませんでしたし、
大人になってからは妻と喧嘩しても
家には帰っています(あたりまえ)
しかし、世の中には43年間もの間
家出をし続けた方もいるんです。
「洞窟おじさん」と言われ、2015年には
ドラマにもなりました。
43年間サバイバル生活をした方の
お名前は加村一馬(かむらかずま)さんと
いうそうですが、どんな生活をしていたのか、
今どうされているのかを調べてみました。
目次
洞窟おじさん(加村一馬)の経歴・プロフィール
- 名前:加村一馬(かむらかずま)
- 別名:洞窟おじさん
- 生年月日:1946年8月31日
- 年齢:71歳
- 出身:群馬県大間々町
43年間家出していたという洞窟おじさん。
13歳で家出をして、最終的に43年間という
壮大な家出をしてサバイバル生活を送った
という物凄い人生を送っている方です。
作り話のようなことですが、実際に起きた
話です。「洞窟おじさん」と言われる通り、
足尾銅山の洞窟などを転々としながら
野宿と言うかサバイバル生活を送りました。
加村一馬(洞窟おじさん)の家出理由は虐待?いじめ?
普通の家出というとせいぜい夜までや
1日程度の規模ですが、加村さんは
43年もの間、家で生活を送っています。
家出のきっかけは幼少期から続いた
親からの虐待なんだそうです。
8人兄弟の4男として生まれた加村さんは
自分だけが殴られたりする虐待を受けて
いたんだそうです。
学校でもいじめにあうなどしており、
居場所がないと感じた加村さんは
家出に踏み切ったんだそうです。
家出後のサバイバル生活は?食料はどうした?
虐待から逃げるために愛犬のシロと一緒に
リュックにほしいもを大量に詰めて
家出をした加村さん。(家が農家をして
いたので干し芋は沢山あった)
足尾銅山の洞窟などに潜伏して、
蛇やカエル、うさぎやコウモリ、ネズミ等の
山にいる動物をとって食べていたんだとか。
正にサバイバル生活ですね。
場所も一箇所に留まることはなく、
栃木県や新潟県、福島県や山梨県、茨城県等
田舎の山に潜伏生活をされていました。
山の中なのでイノシシに追いかけられる
こともあったそうです。
雪や雨といった寒さ対策には洞窟での
生活をしていたようで、それで
「洞窟おじさん」と呼ばれるように
なったんでしょうね。
そんな中でも獲った魚や、摘んできた蘭を
売ってお金を稼ぐこともしていました。
こうしたサバイバル生活を送って、
43年間しのいでいったんですね。
洞窟おじさん(加村一馬)の恋愛や結婚は?
43年間に渡る洞窟おじさんのサバイバル
生活ですが、その中で恋愛もしています。
釣りをしていた時に助けた女性が
相手だったようで、初恋は50歳だとか。
ただ、結婚に発展するなどのことは
無かったようです。サバイバル生活の間には
ストリップ店の手伝いをしているので
女性に興味がなかったわけでは無いでしょう。
生活の基盤がなかったので、結婚などは
難しかったでしょうね。
加村一馬(洞窟おじさん)が逮捕されてサバイバル生活終了
九州から逃げ出してきたホームレスに
文字の読み書きを習ったりしていた
加村さんですが、ある日空腹に耐えかねて
自動販売機をこじ開けようとして景観に
逮捕されています。
その取り調べの際に自身の過去を話して
そのサバイバル生活が明らかになりました。
裁判では情状酌量もあり執行猶予処分に
なりました。
その後は釣りを通じて知り合った方の元で
住み込みで働くことを決めて、社会復帰での
道を歩み始めましたが、43年も社会と
離れた生活を送っていた加村さんが
普通の生活を送るのは困難が続きました。
加村一馬(洞窟おじさん)の今現在は?自伝書やドラマ化も!
洞窟おじさんこと加村一馬さんはその後
群馬県内の社会福祉法人「三和会」が
運営する施設で暮らすようになり、
建設現場で働くようになりました。
しかし、加村さんは職場で度々トラブルを
起こしました。やはり13歳から社会と
離れていた人には難しかったんですね。
両親からの虐待や、学校でのいじめもあり
人に対する恐怖感等もあったのでしょう。
そんな加村さんを施設の職員はけして
見捨てること無く真摯に向き合いました。
そうした内に段々と加村さんは心を開いて
いき、たった一人で施設にブルーベリー畑を
作ってみせたんだとか。
社会復帰もすることが出来、インテリアの
内装業の仕事をされていましたが、今現在
71歳と高齢なのでお仕事を続けているかは
分かりません。43年間のサバイバル生活で
年金も払っていませんので、金銭面では
心配が尽きませんね。
洞窟オジさん (小学館文庫) | ||||
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自身の家出の経緯やサバイバル生活などを
まとめた内容をまとめた自伝「洞窟オジさん」
を出版し、NHKでドラマ化までされました。
こちらの本はフィクションかと思うほどに
壮絶な内容で読み応えたっぷりです。
まとめ
13歳に家出をして43年間サバイバル生活を
送った洞窟おじさんこと加村一馬さんに
ついて色々と調べてみました。
家出のきっかけは両親の虐待や学校での
いじめだったようで、サバイバル生活では
イノシシよりも人が怖い、と人に対して
恐怖心が強く有ったようです。
逮捕をきっかけに社会復帰することに
なりましたが、その道程は大変だったようで、
詳しいことは自叙伝の「洞窟オジさん」に
書かれていますので、気になったらこちらを
読んでみてはいかがでしょうか。